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Channel: ポッドキャスト篠研の教えて!篠崎先生っ!
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第16回 「~だらけ」と「~ばかり」は、どう違う?

中級以降の文型指導では、類似表現の違いが重要な指導項目に入ってきます。今回扱う「~だらけ」と「~ばかり」もその一つ。どちらも「~が多い」という意味で似たような文型ですが、例えば「泥だらけの服」とは言っても「泥ばかりの服」とは言いませんし、「マンガばかり読んでいる」とは言っても「マンガだらけ読んでいる」とは言いません。果たして両者の違いは何なのでしょうか。まさに「謎だらけ」(笑) ご質問はこちら...

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第17回 「するほうがいい」と「したほうがいい」は、どう違う?

「するほうがいい」と「したほうがいい」は、何が違うのでしょうか。どちらも前の事態が完了していないので、タ形を使う意味が学習者にはにわかには理解できないかもしれません。また、私たち教師の方も、とっさに聞かれると思わず「そういえば、どう違うんだろう?」と考え込んでしまいそうです。とはいえ、表現形式が異なれば、きっと何かが違うはず。果たして、この両者はどのような違いがあるのでしょうか。 ご質問はこちら...

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第18回 日本語能力試験の正当性

日本語能力試験の結果を見ると、「えっ!どうしてこの学生が合格したの?」と意外に思うことがあります。「初級すらままならないのに、どうしてN3に合格するの?」...

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第19回 あえて同じ教科書で2巡目の授業をしたら、学習者が真面目に聞いてくれません。

コース1巡目で行ったN3文法の授業。学習者の定着率が芳しくなかったので、「これでは教科書の内容をほとんど吸収できていない。」ということでコース2巡目もあえて同じ教科書を使って授業を行った。結果、学習者のモチベーションはさらに下がり、以前にも増して授業態度が悪化した。本当に悩ましい状況ですね。このままでは、新しい教科書を買ったとしても、また同じように中途半端に終わってしまうのが目に見えています。果たし...

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第20回 「〇〇君が出かけたとき、私は彼の家に着いた。」は、どうしておかしい?

ある学習者が作った「〇〇君が出かけたとき、私は彼の家に着いた。」という文。言いたいことは分かるのですが、どこか違和感の残る文章です。では、いったいどこがおかしいのでしょうか。接続表現「とき」が原因?それとも、「出かけた」「着いた」という動詞?いやいや、本当の原因はもっと別のところにあるのです。わかります? ご質問はこちら   FacebooktwitterHatenaPocketCopy

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第21回 「信じがたい」「信じにくい」「信じ得ない」の違いは?

「~がたい」「~にくい」「~得ない」は、中級から上級でよく出てくる難易度を表す文型で、どれも「~をするのが難しい/できない」という意味です。言語形式が異なれば、意味や用法も異なるはずですが、いったいどこが違うのでしょうか。類義表現の違いは中上級文型指導の重要な指導項目ですので、分析力をしっかり身につけたいですね。 ご質問はこちら   FacebooktwitterHatenaPocketCopy

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第22回 大卒でなくとも日本語教師としてやっていくには何が必要?

日本語教師の求人広告を見てみると、採用条件として大卒を挙げているところがほとんどです。日本語教育は基本的に知的産業ですので、やはり相応の学歴は求められます。では、大卒ではない方は、どのようにしてキャリアアップを図っていけばいいのでしょうか。いずれ大卒の学歴を得るとしても、それまでどのようなことに取り組んでおけばいいのでしょうか。 ご質問はこちら...

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第23回 平気で不正やカンニングをする学習者にどう対処したらいい?

学習者の中には、平気でカンニングをする学習者がいます。しかも、中にはまったく悪びれることもなく「私たちの国では当たり前だ。」と言わんばかりの学習者も。日本人からすれば到底受け入れられない考え方ですが、彼らには彼らなりの論理や理由があってそういう考え方をしている、ということも知っておくべきでしょう。とはいえ、そのような考え方は日本や他の社会では通用しません。では、日本語教師はそうした彼らにどう対処した...

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第24回 テキスト付属の問題集の効果を発揮するためには?

授業で使うテキスト(本教材)の中には、それに準拠した問題集や漢字教材など、付属の補助教材を含んだものが少なくありません。こうした補助教材を効果的に活用すれば、学習事項の定着や知識・スキルアップにつながりますし、教師にとっても授業準備の負担軽減につながります。しかし、使い方を間違えると、学習効果は期待するほど上がらないし、逆に教師の授業負担が増える可能性もあります。では、補助教材を効果を最大限に発揮す...

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第25回 「手伝わせられていたらしいですね」。動詞「手伝わ」の後ろについている形態素はいくつ?

「手伝わせられていたらしいですね」。動詞「手伝わ」の後ろには、いったいいくつの形態素がくっついているのでしょうか。また、そもそも形態素とは何で、どのように数えればいいのでしょうか。学習者が誤って「手伝ったらしいていさせられます」などと言わないためにも、しっかり文末表現の形態素とその語順を理解しておきましょう。 ご質問はこちら   FacebooktwitterHatenaPocketCopy

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第26回 外国人の在留資格は、今何種類?

「在留資格」とは、日本に入国しようとする外国人に、入国後の活動目的に応じて付与される在留許可証のこと。従って、入国後の活動目的によって付与される在留資格もいろいろあるわけですが、近年、度重なる入管法改正によってその種類が増えたり減ったりしています。学習者への適切な指導・アドバイスをする上でもこうした法的知識は日本語教師にとって必須。果たして、在留資格は今何種類あるのでしょうか。 ご質問はこちら...

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第28回 学生の多くが「さんぎょう」を「さんにょう」と聞き間違い。どうしたらいい?

聴解力というのは、理解すればできるというものではなく、いわゆる日本語耳を作るために継続的に聞き取り練習をする必要があります。また、正確に音を聞き取れれば聴解力がアップするかというと、必ずしもそうではありません。例えば、「さんぎょう」もある条件下だと日本人でも「さんにょう」と聞こえることがあるのです。さて、このような音をどのように指導すればいいでしょうか。 ご質問はこちら...

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第29回 「そんなに急ぎながら歩かなくても間に合いますよ」は、どうして間違い?

「そんなに急ぎながら歩かなくても間に合いますよ」。一見よさそうですが、よくよく見てみるとやはりおかしな日本語です。正しくは「そんなに急いで歩かなくても間に合いますよ」。ですが、「急ぎながら」も「急いで」も、どちらも「歩かなくても」の様態を説明し(ようとし)ています。なのに、どうして前者はダメで後者はいいのでしょうか。 ご質問はこちら   FacebooktwitterHatenaPocketCopy

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第30回 教案作成に役立つサイトを紹介してください。

授業をするうえで教案作成はとても大事。とはいえ、作成するのに膨大な時間がかかるというのは、日本語教師であれば誰しも持つ悩みではないでしょうか。そんな時、とても強い味方になってくれるのが教案サイト。ここで紹介されているアイデアを完コピすれば、大幅な時間短縮になります。その分、授業リハーサルをしっかりすれば、無理なくいい授業ができると思います(^_^) ご質問はこちら...

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第31回 「誰が」と「誰か」の違いをどう説明したらいいですか。

「誰が」と「誰か」の違いは、日本人であれば説明の必要すらないほど分かりやすいものだと思いますが、逆に今まで説明したことがないだけに、外国人に両者の違いを説明するのは難しいかもしれません。実際、初級の学習者にとっては、似たようなシーンで使う表現ですし、発音も似ているので、「あれ?どっちだったかな?」と迷うこともあるようです。さて、あなたなら、どう説明しますか。 ご質問はこちら...

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第32回 「ように」と「ために」の違いをどう説明したらいいですか。

「ように」(例:世界中を旅行できるように貯金します。)と「ために」(例:世界中を旅行するために貯金します。)は、どちらも初級の授業で扱われる文型ですが、同じように使われることもあり、また、意志動詞を使うか無意志動詞を使うかなど言語形式上の違いもあって、授業で苦労なさる先生方も少なくないようです。「学習者にとってわかりやすい、効果的な提示方法はないか?」さて、あなたなら、どう説明しますか。...

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第33回 精読の授業で、あまり考えない学習者たちも巻き込んだ質問型授業にするには?

精読の授業というと、一文一文学習者に読ませながらその都度その都度説明したり、学習者に質問したりするというのが一般的な流れではないかと思います。ただ、そうすると、あてた学習者だけが考えて答え、他の学習者は「どこ吹く風?」とばかりにボーっとしている、といったどこか沈んだ授業になりがち。「もっと活発な授業をすることはできないか。」。さて、あなたならどう打開しますか。 ご質問はこちら...

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第34回 「知る」の可能形「知れる」はありますか?

日本語の動詞の中には、動詞によって「この活用形はあるけど、この活用形はない。」というのがあります。例えば、「ある」は受身形「あらない」を持ちません。このように、はっきりしたものは指導もしやすいのですが、中には「???」のような動詞も。その1つが「知る」の可能形「知れる」。「お里が知れる」とは言えますが、「この本を読んで、いろいろ知れました。」とは言えそうにありません。さて、あなたならこの問題をどう解...

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第35回 「にしても」と「としても」は、どう違う?

「にしても」と「としても」は、どう違うのでしょうか。「彼女と結婚するにしても、先の話です。」も「彼女と結婚するとしても、先の話です。」も、あまり違いはなさそうです。ですが、「細かいミスがあるにしても、林さんのレポートはよくできていた。」と「細かいミスがあるとしても、林さんのレポートはよくできていた。」だと、何かちょっと違うような気もします。さて、あなたならこの両者の違いをどう説明しますか。...

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第36回 「~気味」、「~がち」、「~っぽい」は、どう違う?

「~気味」、「~がち」、「~っぽい」は中級で出てくる文型です。どれも「~という傾向がある」という意味ですが、どう違うのでしょうか。「風邪気味」とは言いますが「風邪がち」とは言いません。また、「子どもっぽい」とは言いますが「子ども気味」や「子どもがち」とは言いません。日本語母語話者にとっては、直感的に「これは正しい/正しくない」は言えますが、「その理由は?」と聞かれると、むむむ(笑)。さて、あなたなら...

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第37回 なにで就職先や職業を決めるのがいいですか?

今回は、就職活動中の若い方からのご質問です。日本語教師という仕事はおもしろそうではあるけれど、一方で生活できるのか不安。社会経験のない学生さんであれば、いったい何を判断材料に就職先を選べばいいのか、迷ってしまいますよね。何を隠そう、私自身も学生のときはどうすればいいのか迷いましたし、日本語教師の道を選んだものの当時は就職氷河期、大変でした。ですが、今は大学職も得られれば、起業もしてそれなりに生活でき...

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第38回 N2受験予定の学生とN3受験予定の学生が混在するクラスでの対策授業の方法は?

通常、日本語コースを実施する際には、最初にプレイスメントテスト(日本語テスト)やニーズ調査を行い、学習者の日本語力や学習目的を事前に把握し、その結果を踏まえてクラス分けをしてコースを開始します。ですが、クラス分けするほど学習者がいなかったり、物理的な制約などがあったりすると、場合によってはレベルやニーズの異なる学習者を含んだ混在クラスを設定せざるを得ないといったことも現場ではまま起こります。大変なの...

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第39回 日本語教育能力検定試験に一発で合格できる勉強方法は?

日本語教育能力検定試験といえば、日本語教師になるための登竜門的試験。日本語学校などの採用条件にも「検定試験合格」を謳っているところは少なくありません。とはいえ、合格率は20%台。毎年80%近い受験者が振るい落とされる難関です。また、出題範囲も膨大。日本語や指導法に関する知識はもちろんのこと、異文化コミュニケーションや日本語教育史、言語哲学、はたまた外国人をめぐる社会情勢や行政の動きまで幅広く出題され...

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第40回 初級学習者に分かりやすい「~たばかり」の指導方法は?

「~たばかり」は、例えば「今、駅に着いたばかりです。」のように動作の直後や感情が起こった直後を表す文法形式です。ですが、使い方によっては話し手のさまざまな感情を伴ったり、「~たところ」とどう違うのかといった問題が起こったり、なかなか厄介な文型です。しかも、学習者は初級。彼らに分かりやすく提示するには、どうしたらいいのでしょうか。 ご質問はこちら...

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第41回 「トマトが嫌いな人(  )飲んでほしい。」。正解「にこそ」。学習者全滅(>_

この問題の選択肢は、「1 にこそ」「2 にさえ」「3 でこそ」「4...

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第42回 日本語学習者向けのおすすめサイトを紹介してください。

今はすっかりネット社会。インターネット上には、日々有益なサイト、便利なサイトが生まれています。中には、「えっ!こんなことまでできるの?」と思わせる優れもののサイトも決して少なくありません。そうしたリソースを最大限活用すれば、日本語学習はより楽しく、より効率的に、そしてよりダイナミックになりますね。皆さんなら、学習者にどんなサイトを紹介しますか。 ご質問はこちら...

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第43回 「いろはうた」は、いつから五十音図になった?

五十音図といえば、日本語教育ではまず初めに使うお馴染みの教材。今でこそ当たり前に使っていますが、昔は「いろはうた」の方が主流でした。いったいいつ頃、五十音図にとってかわったのでしょうか。また、「いろはうた」の方が語呂がよくて覚えやすそうなのに、なぜ今は五十音図を使っているのでしょうか。こんな素朴な疑問にも、調べてみると、深ーーい裏話があることが分かりました。ぜひ最後までお聞きください。...

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第44回 e-learningと対面授業、著作権法上の違いは?

現在、新型コロナウィルスの影響で、オンライン授業が広まっています。インターネット上で様々な教材を使われると思いますが、ここで気をつけたいのが著作権。うっかり著作権侵害をしてしまうと、賠償金を請求されたり、裁判沙汰になったりすることもあります。しかも、受講者が限定的な対面授業と違い、受講生が不特定多数のe-learningの場合、賠償金額が億単位になることも少なくありません。それだけに著作権に関する知...

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第45回 オンラインレッスンのコツ、実施上の留意点は?

オンラインレッスンが急速に広まっている中、今までリアルな対面式授業に慣れた先生方の中には、「どう対応したらいいのかわからない。」と戸惑っている方もたくさんいらっしゃることでしょう。とはいえ、この流れは新型コロナ終息後も続いていくと考えられます。であれば、今はむしろ「オンラインレッスンの方法をマスターする絶好のチャンス!」とポジティブにとらえ、積極的にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。今回は、そん...

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第46回 と・ば・たら・ならの使い分けについて、明確なところを教えてください?

と・ば・たら・ならは、それぞれ細かな文法的制約があり、しかもその使い分けの複雑さから日本語教師泣かせの文法として知られています。教師ですら苦手なわけですから、学習者はなおさら。かくして、学習者から「先生、どうして『たら』じゃダメですか。」「先生、どう違いますか。」と、雨あられのように質問され、ますますパニックになってしまうわけですね。ですが、だからといってこれらの意味・用法を網羅的に説明したら逆効果...

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第47回 「子どものころ、嫌いなものばかり残していました。」に違和感を感じるのは、なぜ?

日本語には、「だけ」「しか」「ばかり」のように、「取り立て詞」(「取り立て助詞」)と呼ばれる一群の助詞があります。「ばかり」もその1つ。これらの助詞は格助詞などと違い、あってもなくても文の正誤に大きく関わることがないためか、授業で大きく取り上げられることは少ないようです。ですが、使い方を間違えるとやはりおかしな文に。「子どものころ、嫌いなものを残してばかりいました。」はいいのに、「子どものころ、嫌い...

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第48回 オンラインレッスンでの発音指導のコツは?

対面式授業同様、オンラインレッスンでも手を焼いてしまうのが 発音指導。 特に、オンラインの場合、学習者によってはZOOMの画面に顔を 出さないこともあり、口の動きが見えずにうまく指導できないこ ともあるでしょう。 でも、逆にオンラインだからこそできることもあります。 さて、あなたなら、どう指導しますか? ご質問はこちら   FacebooktwitterHatenaPocketCopy

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第49回 ZOOMで授業をするときのポイントは?

オンライン授業が急速に広まっている中、有効なツールとして 今爆発的に利用者が増えているのが「ZOOM」。 いろいろな機能があって便利なのですが、いかんせん、使い慣れ ていないツールなだけに、どのように使うのが効果的なのか、 イマイチわからない所もあるのではないでしょうか。 また、対面式授業との違いは?そのあたりを解説しました。 アシスタントのチョウカリンさん、復活です(^_^) ご質問はこちら...

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第50回 日本アニメの裏話(1)特別ゲスト甲元隆則先生

今回は、栄えある第50回ということで、特別ゲストとして 別府大学文学部国際言語・文化学科でアニメーションが ご専門の甲元隆則先生をお招きし、 「日本アニメの裏話」と題して、2回にわたり楽しいお話を うかがいます。 甲元先生は、ドラえもん、ちびまる子ちゃん、ルパン三世 などなど、数々のアニメーションの作画に携わってこられ ました。 日本アニメ通な学習者さえ知らない裏話がたくさん聞け ます(^_^)...

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第51回 日本アニメの裏話(2)特別ゲスト甲元隆則先生

今回は、引き続き特別ゲストとして 別府大学文学部国際言語・文化学科でアニメーションが ご専門の甲元隆則先生をお招きし、 「日本アニメの裏話」と題して楽しいお話を うかがいます。 甲元先生は、ドラえもん、ちびまる子ちゃん、ルパン三世 などなど、数々のアニメーションの作画に携わってこられ ました。 日本アニメ通な学習者さえ知らない裏話がたくさん聞け ます(^_^) ご質問はこちら...

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第52回 「ヨ」が「ジョ」になるベトナム人学習者の発音指導は?

ベトナム語母語話者に多くみられる誤用の一つがザ行音・ジャ行音・ヤ行音の誤用です。例えば、数字の「44」は「ジョンジュウジョン」と言ってしまうのです。ヤ行をジャと言ってしまうのは舌が上がりすぎて呼気の通りを狭めた結果、呼気が摩擦してしまうことが原因です。では、あなたならこの問題をどのように指導しますか。 ご質問はこちら   FacebooktwitterHatenaPocketCopy

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第53回 「~中」の「ちゅう」「じゅう」を読み分けるルールは?

「~中」には「一日中(じゅう)」「午前中(ちゅう)」のように、「じゅう」と「ちゅう」の二つの読み方があります。日本人であれば直感的にわかりますが、日本語学習者にとっては、なかなか厄介な代物です。「じゅう」と「ちゅう」の読み方のルールを提示することができれば、学習者の負担も軽くなることでしょう。さて、あなたならこの問題をどのように指導しますか。 ご質問はこちら...

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第54回 存在文と所在文の違いをうまく説明する方法は?

「~に~があります」(例:机の上に本があります)は存在文、「~は~にあります」(例:本は机の上にあります)は所在文です。存在文と所在文は意味も形も似ているため、初級の学習者にその違いを理解させることは決して簡単なことではありません。さて、あなたなら両者の違いをどのように指導しますか。 ご質問はこちら   FacebooktwitterHatenaPocketCopy

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第55回 「英語をわかるのが上手です。」…なぜ不自然?

「英語が分かるのが上手です。」は日本語として明らかに不自然な文です。ですが、「英語を話すのが上手です。」は正しい文。このことから、おそらく「分かる」と「上手です」の相性がよくないのではないかと思われます。とはいえ、これだけでははっきりせず、もう少し論理的な説明が欲しいところです。さて、あなたならこの問題をどのように解決しますか。 ご質問はこちら...

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第56回 ルース・ベネディクト『菊と刀』の菊が象徴しているものは?

『菊と刀』と言えばルース・ベネディクトによる日本文化論の最高峰。「刀」が象徴しているのは「武士道」です。では、「菊」が象徴しているのはなんでしょうか?「天皇制」だと思った方、実はそうではありません。では、なんでしょうか。 ご質問はこちら   FacebooktwitterHatenaPocketCopy

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第57回 年齢が高い学習者に対する効果的な聴解指導法は?

年齢の高い方にとって聴解力の習得は思いのほか難しいものです。「文法・語彙」は暗記すれば何とかなりますが、「聴解」の場合はそうはいきません。そもそも、音の識別は子どもの時に固まってしまうものであるため、母語にない音を認識することは相当大変なのです。さて、あなたならどう打開しますか。 ご質問はこちら   FacebooktwitterHatenaPocketCopy

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第58回 eラーニングの運営は、一人でできる?

通常eラーニングは大人数の学習者を相手にしているため、その運営のためには5つの役割の専門家が必要であると言われています。5つの役割とはインストラクショナルデザイナ、コンテンツスペシャルリスト、インストラクタ、メンタ、ラーニングシステムズプロデューサをいいます。さて、この5役を一人で運営することは可能でしょうか? ご質問はこちら FacebooktwitterHatenaPocketCopy

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第59回 「残しています」と「残してあります」は、どう違う?

「残しています(~ている)」と「残してあります(~てある)」。「~ている」も「~てある」もアスペクトの観点からみると「結果の残存(状態)」表すという点でよく似ています。さて、この問題をあなたはどう解決しますか? ご質問はこちら   FacebooktwitterHatenaPocketCopy

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第60回 「Aさんがあなたにお土産をあげます」は、正しい?

日本語学習の難関の一つとして「授受表現」があげられます。日本語の授受表現を正しく身につけるためには、授受動詞の使い分けだけでなく、それらの動詞と「私」や「あなた」といった人称との関係も考慮しなければなりません。「Aさんがあなたにお土産をあげます」の間違いを、あなたはどう学習者に説明しますか。 ご質問はこちら   FacebooktwitterHatenaPocketCopy

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第61回 言語の普遍性の辺りがよくわかりません。

地球上には6,000の言語があると言われていますが、文字を持たない言語はあっても、音声を持たない言語はありません。このことから、言語の普遍性の1つに音声性があるということが分かります。今回は、言語の普遍性について一緒に考えてみましょう。 ご質問はこちら   FacebooktwitterHatenaPocketCopy

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第62回 中級の壁を乗り越える手助けはどうすればいい?

外国語学習において最も上達が分かりやすいのは、やはり初級学習者であり、学習者本人も教師も上達を実感することができます。ただそれはいつまでも続くことはまれであり、たいていの学習者は停滞期に入ります。ただし、教師はそういうものだと認識しているのですが、学習者にとっては初めてのことですので、悩みも大きいわけです。さて、あなたならこの問題をどう解決しますか。 ご質問はこちら...

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第63回 学習者の意欲を引き出すような漢字授業の進め方は?

我々の小学校の時の漢字学習といえば、ノートに10回、20回書いて覚えたりしました。周りもそのようにやっていたので、それが当たり前だと思っていましたが、非漢字圏の学習者はそのような経験がありません。さて、あなたなら非漢字圏の学習者にどのように漢字を教えますか。 ご質問はこちら   FacebooktwitterHatenaPocketCopy

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第64回 「見かけのドラマ」は、なぜ言えない?

「読みかけの小説」は言えるけど、「見かけのドラマ」にはなぜか威圧感を感じます。学習者から違いの説明を求められたとき、あなたならどう答えますか。 ご質問はこちら   FacebooktwitterHatenaPocketCopy

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第65回 そもそも日本語の特徴って、何?

言語を習得するためには文法的な知識だけではなく、その言語を使っている人々の考え方はその国の文化や価値観までも理解しなければなりません。では、そもそも日本語の特徴って何でしょうか?あなたはどう思いますか? ご質問はこちら   FacebooktwitterHatenaPocketCopy

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第66回 「日本語って楽しい」と思わせる自他動詞の指導法は?

日本語学習において自他動詞の習得はかなり困難な項目の一つです。自動詞・他動詞の選択だけではなく、その動詞によって助詞の選択も変わってくるわけですので、数の多い動詞を覚えることは学習者にとってかなりの負担になります。さて、あなたならこの問題にどう取り組みますか。 ご質問はこちら   FacebooktwitterHatenaPocketCopy

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